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お世話になりました奈良橋陽子さんが、
UPSでとても素敵なインタビューを載せておりますので
ご紹介させていただきます

前回までの菊地凛子さん&ロベルタウォーラックさんに続いて
弾なのです〜




【INTERVIEW 奈良橋陽子×別所哲也】
INTERVIEW WITH TETSUYA BESSHO



陽子「今日はJ-WAVE終わって?何時に起きたんですか?」

哲也「4:30に起きて、5:00過ぎにJ-WAVE入り。」

陽子「もう慣れてますか?」

哲也「慣れましたね。」

陽子「もう百科事典みたいになっちゃったんじゃない?」

哲也「そんなことはないけど、でも毎日色んなことが起きるから、ニュースを読んだり、ゲストとも話をしたりするので、普通に、というと変だけれども、俳優の仕事をしていると出会わないような人と出会えたり、改めて社会で起きていることを違うアングルで見るから面白い。」

陽子「凄いよね・・・」

哲也「そんなことないです、全然。」

陽子「だから私も毎回、聴けるときは聴いています。色々なニュースとかがあるじゃない、だからすごい勉強とか、情報が詰まっている。」

哲也「でも僕は専門家じゃないから、エキスパートになろうとしているのではないし、DJの専門家でもないから、どちらかというとリスナーと同じ気持ちでいつもやっています。朝、今日はこういう日なんだ、へぇー、っていう感じで、一緒にディスカバーする感じで。」

陽子「Oh, I see…」

哲也「でないと、長続きしないかなと。」

陽子「Oh, I see、わかりました。その中で凄く面白かったことは何かありますか?」

哲也「面白かったことねぇ・・・」

陽子「衝撃とか、びっくりとか、感動とか・・・」

哲也「色々あるから・・・例えば夏には、カキ氷の専門家、という人が・・・!」

陽子「ハハハ・・・!」

哲也「ゲストにいらして、かき氷のそんな、専門、エキスパートって、ねぇ? ブティックみたいに鎌倉にお店があって、行列ができるっていう・・・」

陽子「へぇ~!」

哲也「そういう話なんだけど、かき氷ぐらい誰でも作れるし、そんな大したこと無いって思ったんだけど、氷は、日光の氷を、冬の間にちゃんと作ったものを冷やしておいて、それを使うし、氷も、やわらかくしたり、温めたり、かき氷作る前に、そういう作り方があるんですよ。氷もゆっくり冷やさないと、中に固くなった部分が出来て、舌触りが良くないとか。だから氷ひとつでもそうやってこだわってやっている人がいるんだなと。ちょうどその人が(自分と)同い年だったから・・・」

陽子「あぁそう・・・!」

哲也「そういう人と出会って、かき氷について改めて思ったり。だから次にかき氷食べる時は、そのことを考えちゃいそうですよね。これどうなっているのかな、とか・・・」

陽子「そうよね・・・。今日は食べられなかったの?」

哲也「ちょっと食べました!」

陽子「わぁ、いいね・・・!」

哲也「ちょっとね。」

二人「ハハハハハ・・・」

哲也「そういう人とは、滅多に出会えない。俳優をやっていると、例えば馬に乗るとか、刀の練習とか、色々なものは出来るんですけど、ある特定の専門家の話とか、で、その人がなぜそういうことをやったかということはなかなか突き詰める時間はないから、どちらかというと本読んだりとか、でしょう? そういうリアルに人と出会って、―――」

陽子「そうよね、That’s true…」

哲也「―――話すのは面白いなぁと思ったり。」

陽子「やっぱりあの、ドキュメントの世界もそう。色々な人間のドキュメンタリーを最近観てるんですけど、やっぱり凄いなと思いますよね。」

哲也「あぁ、リアルな人生・・・」

陽子「そう、人間のリアルな人生のね・・・。あの、ひとりだけちょっと紹介したかったのは、Kevin Macdonald って人・・・」

哲也「はいはい・・・」

陽子「この間彼と会ったんですけど、去年の7月24日に、世界中の人たちに呼びかけて、1日撮影して下さい、と。で、ビデオを貰って編集して、「Life in a Day」っていうドキュメントを作ったの。で、私も観たんですけど、素晴らしいの。日本の家族も出たりしてるんだけど、何気なく撮ってるの、みんなが。カメラを何台も渡して、みんなで撮ったんですけど、その編集は大変だったと思うのね、使えない部分もたくさんあって。ただ、彼の狙いは、例えば100年後、200年後に、人間とか、社会、世界はどうだったか、といった時に、それを観たら、ちょっとでも判るようなものを、と。それが素晴らしいの。何というか、リアリティと勇気と感動と、凄くいいの。で、サンダンスかどこかで上映したと思うのね、で、今度トロント映画祭でやると思うんだけど、早めにプレビューを観たらいいかと・・・」

哲也「それはドキュメンタリー?」

陽子「ドキュメンタリー。彼が一応演出はしたのね。でも彼は(自分では)映像は撮ってないわけ。みんなが撮った映像を集めて、編集して。」

哲也「へぇー。」

陽子「そのアイデアって素晴らしいなと思って。で、プロデュースはリドリー・スコット。あの有名な。」

哲也「おぉー。」

陽子「『ブレード・ランナー』とかの。」

哲也「優れた監督でもある・・・」

陽子「そう、だからそういう人間模様を知る、っていうのは・・・」

哲也「そうですね。だから僕も、ラジオのオファーがあったときに、自分が俳優としてやっていくうえで何に興味が持てるかなと思ったんですね。最初はラジオDJとか、ラジオのインダストリーとか、メディアの裏側というものを、俳優として知ることは経験として面白いかなと思って、やり始めたんですけれども、今は、ラジオナビゲーターというか、DJの仕事というよりも、出会う人やニュース、音楽の意味などの方がやっぱり色々と来るものがある、というか。だからラジオをやらなかったら、例えば「レディ・ガガが凄い」とか言っていても、音楽でしか聴いていないけれど、もっと彼女の活動とか、そういうことも知るようになったし、コールドプレイってカッコイイなとか。彼らの考え方とか、音楽の接し方とか、改めて実感できるから。ただちょっと毎朝早いのは辛いけど。」

陽子「ハハハ・・・!」

哲也「まぁ、慣れましたよ。」

陽子「あぁ・・・ でも、前にも1回訊いたと思うけど、夜、早く寝るんじゃないの、って訊いたら、そうでもないって・・・」

哲也「寝ないですねぇ、12時くらいまで寝ない。結局4時間か5時間・・・。でも陽子さんも寝ないでしょ?」

陽子「ハハハハハ・・・!」

哲也「僕の知ってる範囲では、陽子さんは全然寝ないし、仕事のことばっかりだし!」

陽子「それはそうだね。特に(海外と日本とを)行ったり来たりしていると、時差もあって『もういいや、寝なくても』って。」

哲也「そうそう。結局、寝てる間に色々考えちゃうことが一杯あるから・・・。」

陽子「―――で、そうそう、『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア』、無事・・・」

哲也「はい、終わりました。」

陽子「よかったですね。すみません、今回行かれなかったけど・・・」

哲也「いえ、いえ。」

陽子「やるにあたっては色々悩んだんでしょう?」

哲也「そうですね、やっぱり3・11の地震があって、その直後、映画館で映画を流すとか、そういうことをやっていていいのか、というのもあったし、同時に、海外のお客様、監督とかフィルムメーカーたちが来られないんじゃないかな、と思って。原発の問題もあるし。3月の段階で、3ヵ月後の6月の開催ができるかどうか、決められないんだけれども、僕らとしてはとにかくやる方向で、準備はしておこうと。そのとき、ジョージ・ルーカスが、ぜひやって、日本で頑張ってやっているということで応援するから、という手紙が来て。」

陽子「おぉ・・・」

哲也「その手紙にも励まされたし、同時にチャリティオークションなどもやって、何かできることをやろうと考えて、それでやろうと思って。で実際にやってみて、世界中の監督が来てくれたし。」

陽子「それは良かった・・・」

哲也「良かったです。やらないよりやってよかったです。日本は何かと自粛してしまうので、ミュージカル『レ・ミゼラブル』もそうだったんですが、映画祭もちょうどこういう時期に、エンターテイメント、演劇とか映画とか、やってる場合じゃない、っていう人が一杯いる中で、でもこれをやることの意味を考えたし、自分がやっていることは、人をハッピーにしたり、もう一度考える時間を作るようなことなのかな、と思って。」

陽子「そうですよね。日本のことを心配するメールもたくさん来たじゃない?」

哲也「そう、来た来た。」

陽子「それは凄く良かったんだけど、ただその一方で、日本に来るのが臆病になったり、億劫になったり。それはやっぱり、あっち(海外)では情報が、大げさに出てしまっている、もう完全に東京も汚染されちゃってる、みたいな。」

哲也「そうそう。」

陽子「だから、そうじゃない、大丈夫よ、ということを今度は伝えていかないと。色々な意味で。で、キャスティングやっている中でいいことは、日本で撮りたい、と言ってくること。」

哲也「あぁ、それはいいですね。」

陽子「最高よね、それをちゃんと考えてくれて言っているの。ぜひ励ましたいと。だから、ぜひ撮って下さい、という感じで。今私がプロデュースしている映画も、できれば少し、日本で撮りたいと。」

哲也「素晴らしい・・・」

陽子「だからそういう意味で活気とか希望とか、エールを送りたい。」

哲也「僕も長いこと海外の人とやりとりしていて、20代や30代の頃は自分が(海外へ)出て行くことを考えていたし、今でも考えているんだけど、もっと呼び込む、というか、海外のプロダクションの人とかと、日本で映画を作る、というのをもっとやらないと、と思います。アーティスティックな意味でもエンターテイメントのキャッチボールを、どうしても向こうのルールで海外でやるってことが多いから、もっと日本に積極的に呼び込む方法がないのかな、と。映画祭はそういう意味でも、やってみて、色々な監督とかが、日本に来て、日本の人たちと交流する時間があると、思ったより日本は元気だし、ハッピーな状態だし、不安を抱えながらもその中にポテンシャルがあると感じてくれたりするし。」

陽子「それは良かった。――あの、凄く光った作品はあった?」

哲也「ありますよ、もう・・・」

陽子「たくさんある?」

哲也「色々あり過ぎてねぇ・・・ まぁ、今年グランプリを獲った作品は、ドイツ系のスイス人が撮った、自分の村で自分の家族も出て、オールワンカットで――」

陽子「Oh!」

哲也「――撮るっていう映画で、それが面白いのは、映画の内枠みたいになっていて、日常の中にある、おじいちゃんの誕生日から始まるんだけど、その中に色々な仕掛けがあって、色々な人が出てきて、結局それが町のど真ん中で、セットを組んでやってて、そのセットがだんだん壊れていく・・・」

陽子「あぁー」

哲也「で、普通にリアルな中に戻っていく。それを全部ワンカットで撮っている。」

陽子「Oh my God….」

哲也「凄く面白くて。で、何がリアルで何がリアルじゃないかっていうのを見せてくれるような、で、結局どこがリアルなのかよくわからない、でも出ている人がリアルな、俳優じゃない人が出ていたりとか。」

陽子「あ、そう・・・」

哲也「凄く不思議な気持ちに最後はなる、ハッピーな気持ちというか・・・そういう沢山のショートフィルムを横浜みなとみらいのブリリア ショートショート シアターで見て欲しいですね。で、今回は犬童(一心)さんとか、色々な人が審査員をやってくれたんですけど、皆が大絶賛で。」

陽子「ひとつ、もう遅すぎたので(映画祭には)出せなかったんだけど、アメリカの田舎で、とても評判の悪かった町があって、そんなことはないと町の人たちが集って撮ったビデオがあるんだけど、何がそれと一緒かというと、『ワンカット』なの。」

哲也「へぇー」

陽子「ワンカットで、音楽をかけて、『アメリカン・パイ』って曲なんだけど、見事に色々な人が歌って、色々な町の模様が見えて、最後はヘリに乗って上まで行って。とにかく感動する。」

哲也「あぁ、そう。」

陽子「もううまく全部揃えてね、ワンカットでずーっと。何かに(カメラが)乗っているんでしょうね。乗っていって、それでゆっくりとか早かったりとか、でも全部タイミング合わせてるの。町中を全部行くんだけど、It’s so good! だいたい9分くらいで。」

哲也「それに近いものでカンヌで評価されたのが、ルーマニアの人が撮った映画で、ワンカットで。何にも無い草原に、とても静かな夜明けがやってくるのね、で、最初は、キレイな映画なのかなと思って、それは逆に音楽も何もなくて、で、そこに1台のトラックが着くわけ、ダンプが。で、何が起こるのかと思っていたら、そのトラックから、人がうじゃうじゃ出てくるの。移民のひとたち。どこかから逃げてきて。夜明けにウァーって叫びながら、草原の中に散っていくわけ。で、それが済むか済まないかのうちに、遠くからパトカーが来て、ドンドンドンって着いて、その人たちを追いかけだすわけ。で、最後には軍のヘリが降りてくる。それを全部ワンカットで撮ってる。で、最後にはトラックもパトカーも人も全部いなくなって、また何も無い静かな草原になって、鳥がチュンチュン鳴いて、ただ、夜明け。で、That's it! それがカンヌのショートフィルムで、賞を獲った。」

陽子「That's amazing!」

哲也「なんか不思議な映画で、ショートフィルムっぽい。ほんと、ショートフィルムって・・・」

陽子「ひとつの表現だよね。」

哲也「観れば観るほど・・・」

陽子「面白いねぇ。」

哲也「面白いし・・・」

陽子「時代に合ってるし。ツイッターみたいに、それこそ140文字で書くものじゃない、だから、映像も同じように短く・・・」

哲也「短い中にギュッとなってる。」

陽子「・・・でもとにかく、大成功で・・・」

哲也「まぁ、なんとか。ハイ。」

陽子「で、今はどんな仕事を?」

哲也「6月に『レ・ミゼラブル』が終わって、『ユーリンタウン』っていうミュージカルの最中で・・・」

陽子「あぁ!」

哲也「前は宮本亜門さんが演出だったんですけど、今度は流山児祥さんという方とやるミュージカルで。」

陽子「違う方と?」

哲也「違うプロダクションでやっています。中身も、オフブロードウェイっぽく変えて、『座・高円寺』っていう新しいところで。世界的に有名な建築家・伊東 豊雄さんが 作った劇場で、ちょっとオフブロードウェイっぽくて。で、そこで、僕は前に宮本亜門さんの時にやったボビーっていう役ではなくて、そういう革命家の若い役じゃなくて、もう年取ったから(笑)、もうひとりの語り部の方のロックストックっていう警官を演じています。それを10月30日までやっています。あとは昨年の9月にシンガポールに行ってアフレ コ収録をした、日本の劇画長編アニメーションで、『TATSUMI』っていう映画があるんですが、現在、開催中の東京国際映画祭の『アジアの風邪』部門で公式上映されました。8月にドイツで収録した紀行番組も先日オンエアされました。しばらく海外での仕事が続いてますね。」

陽子「あ、そう・・・」

哲也「あとは、『超新星』っていう韓国の人気6人組グループの映画にも出たりとか。なんか今、色々なグループの人たちと仕事してますね。」

陽子「That's great. 今色々な仕事していて、日本に対してどういうふうに思う? 日本の状態とか。」

哲也「全体的に?」

陽子「そう。」

哲也「うーん、もっと自信を持っていいかなと思うことが多いですかね。スポーツ見てたりすると、自分の後輩に長谷部(誠)って、ドイツのブンデスリーガでサッカーやってる、全日本のキャプテンがいるんですが、サッカーみたいなスポーツの世界見てると、自分のフィールドで自由にもっと世界の人たちとやっている。エンターテイメントにももちろんそういう人は多いと思うんだけど、なんかちょっと自信がない感じがするというか。自信もってやれるところはやっていいと思うし、もっとspeak out するっていうか・・・。世界中の人と話をしてみると、未だに日本ってどうなってるのか、日本人が言ってくれないからわからないって言われちゃうと、もっと色々なことを僕たちの方から発信していかないといけないのかな、って思うし、特にお芝居とかエンターテイメントの世界は、どうしてもpassive(受動的) になっちゃう仕事だから・・・僕はだから、とにかく出来ることは自分で発信していこうと思ってやっているんだけど・・・はい。」

陽子「そうだね・・・。今、(海外の)芸能、エンターテイメント、映画なども、すごく日本に興味を持つことが増えている。それで日本人とか、日本を題材にしたものを企画の中に取り入れているじゃない。そういう意味でも自信を持って欲しいですよね。」

哲也「僕らがよく海外で言われることがいくつかあるんだけど、日本は、エンターテイメントの上でもジパングだ、と。昔話とか、落語とか、面白い話が一杯あるのに、ハリーポッターとかそういうのばっかりに気が行くけど、自分の国をよく見れば、花咲か爺さんだとか、桃太郎とか、かぐや姫とか、色々な物語があって、その物語はユニバーサルなテーマがあるのに、日本人はそういうのをデベロップして海外に出そうとかもしないから、もっとそういうのを自分で掘り出して、磨いて、映画とか芝居にした方がいい、と。あぁその通りだな、って思ったり。」

陽子「確かに。今度作る映画で、どこかその、テーマ的に、感覚として表現してるのが、『本音と建前』。本当の気持ちと表の顔、言う部分と言わない部分とか、それによって生まれる誤解とか。やっぱりそれが複雑にするし、ミステリーでもあるし、逆に、アメリカ側もそれを理解してほしいな、というのもあるし。」

哲也「確かに。」

陽子「ただ人間は、はい、じゃあ黒、その後変わって白になります、っていうんじゃないじゃない。」

哲也「じゃない。イエス、ノーでもないしね。」

陽子「もっと複雑な・・・ 本当はこう思っているけど実際にはそう言えないとか、そういうような、もっと奥行きのあるようなものをテーマにしていきたい。だから本音と建前の難しさと同時に、それの奥行きの部分も表現したいなと。」

哲也「implication(含み)、っていうかね。」

陽子「よく思っていたんだけど、強い人たちは自分の歴史を残すじゃない、おれがやったとか、アイツはひどいことをやったんだ、とか。だけど、本当に裏でやっていた人たちは残らないじゃない。そういう人たちに光を当てたい、という気持ちがある。」

哲也「『サイレント・マジョリティ』っていうんですよ。日本人というのは喋らないマジョリティがほとんどだと。世の中でニュースになるのは『強く言える人』、つまりspeak outできる、イデオロギーでも何でも、考え方でも、極端な人は発言するし、極端に弱い人もわかり易いんだけれど、ほとんど8割くらいのサイレント・マジョリティが実は日本を支えているんだ、と。政治も経済も、それが見えてこないから、海外からするとヘンだとかわからないとか。」

陽子「そうなのよね・・・で、特に日本の場合、色々な情報があるけど、本当?っていうのもあるし、賛否両論がすごくあるのよね、だから、こうだった、とは言えないと思う、色々な歴史って。皆、どこかで読んで勝手にこうだった、って言うけど、色々探してみると、この人はこう言った、あの人はこう言った、っていうのがあるじゃない、それでまた歴史家の人が、本を書いたり、ピューリッツア賞獲ったりしているけど、それも人によって非常に優先順位が違うというか、自分の勝手な意見に当てはめているとか、色々あるじゃない、だから本当に、歴史はひと言で済ますことはできないな、と思って。」

哲也「なんかそういう、弱者というか弱い人にも光の当るような、作品があるといいなと。」

陽子「本当。それを今ちょうど、やっているので・・・ それで最近、監督を選ぶために色々な映画を観たんだけど、『Girl with a Pearl Earring(真珠の耳飾りの少女)』は観た?」

哲也「あー、観ていないかもしれない・・・」

陽子「『ハンニバル・ライジング』は?『羊たちの沈黙』より前の話。どうして彼(ハンニバル)はそうなったのか、という。フランス人の若い女優が素晴らしかった。その監督が、今度の私の映画の監督なの。『Girl with a Pearl Earring(真珠の耳飾りの少女)』もそう。イギリス出身で、とても熱心な方で、わざわざロンドンから私たちに会いに来て下さって、ぜひやりたい、と。それで今、台本をリライトしていて、ちゃんとできたらまた、というところ。」

哲也「それは日本が舞台っていうこと?」

陽子「戦後の日本。After the war.」

哲也「After the war…」

陽子「天皇を救った1人の男の話。」

哲也「Oh my God…. また大変そうな・・・!」

陽子「大変そうでしょう? でもね、私の祖父が天皇に仕えていて、その話を母や叔父から聞いていたんですよ。天皇陛下を救うことによって日本の平和を維持しよう、とマッカーサーに進言したという人の話で・・・。2つの原爆投下の後で、皆が平和を求めていた時だから。とても興味深い話なんです。」

哲也「それはすごく意味があると思いますよね。」

陽子「そう・・・ いま、台本を何度も何度も書き直しているところで。」

哲也「・・・でも本当、陽子さんはどこに、なんでそんなにエネルギーがあるの?」

陽子「やっぱりね、伝えたいんだと思う、何かを。」

哲也「凄いなぁ、と思って。」

陽子「本当?何かね・・・」

哲也「俺も負けないで頑張ろうと思うけど・・・そのエネルギーが凄すぎて。」

陽子「あと頑張ってるのは、神田 瀧夢!」

哲也「頑張ってる!彼は凄く積極的!本当にめげないし、タフ。昨年、『TOKYOコントロール』っていうドラマで時任三郎さんとご一緒したんですけど、それに彼も出ていて。3Dのドラマで。彼はもの凄くアグレッシブで。最高ですよ。あのバイタリティがあったら、アメリカでも、って思う。あぁいうエネルギーを見ると、陽子さんとは全然違うけど、凄いパワーは感じる。」

陽子「本当に凄い(笑い)。三郎はどうだった?」

哲也「時任さん? 時任さんとは久し振りだったんですけど、僕は彼とお芝居する時は、やっぱり昔、陽子さんとやってたような、ちゃんと聞くとか、Talk and listenとか、目を見て話すとか、そういうのに忠実だから、リアル、ということに対して、原点に戻る感じで。他の人はそういうことよりも『どう映るか』ということを考えるから。三郎さんはそういうのは全然無いし、自分がやらなければいけないことに対して忠実にやっているから、カメラの方がそっちに入ってくる感じ。瀧夢さんは常にカメラのフレームを考えて芝居をしてる。全然逆(笑い)。もちろんそれも大事なんだけど。両方無いとダメなんですけどね。」

陽子「そうね。・・・で、今年はもう(スケジュールが)一杯?」

哲也「もうすぐ『ユーリンタウン』が千秋楽を迎えるので、終わったら、海外での仕 事や、ドラマの撮影が入るかも。」

陽子「もしロスの方にも来られるんだったらぜひ。」

哲也「でも相当(東京とロスを)行ったり来たりしてるでしょう?」

陽子「色々なキャスティングの仕事とかが入ったから。でも今のメインフォーカスはやっぱり映画!」



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